
うちの母には、そうしつけられ、子どもの頃
数回、物を返しに行った記憶があります。
もっと、小さな頃には、あげた物を返してと
家まで親と一緒に来た近所の友達もいましたw
まあ、とにかく日本の文化は、複雑です。
お隣の国々なら、盗んでももらってこい!とか
もらえるものは何でももらってこい!とか
教育されるのでしょうかねぇw
でも、少なくとも物をもらうな、遠慮しろ!とは
教えられないでしょうねぇ・・・
もらったもん勝ち!お礼言って終わりってとこでしょうw
『天皇のスパイ』という本の中に、キリスト教流布の
ためにやってきたフランシスコザビエルの書簡が載っていて
それに、こう書いてありました。
「彼らは親しみやすく、一般に善良で、悪意がありません。
驚くほど名誉心の強い人々で、他の何ものよりも名誉を重んじます。
大部分の人は貧しいのですが、武士も、そうでない人々も、
貧しい事を不名誉とは思っていません。・・・」
日本人は、天照大神の子孫としての毅然としたプライドがあり、
高貴なる人々だったのでしょう。
それゆえ、人のものを盗んだり、うそをついたり、
人の信頼を裏切るような自分の名誉を傷つけるような行為を
いみきらったのでしょう。
また、義理堅い民族なので、物をもらったなら、その恩を
最低でも同等、もしくは倍にして返さなければならないと
感じ、重荷になったのでしょうか。
同じく物をあげるときも、相手方に重荷にならないように
粗末な物ですが・・・と言ってへりくだったのでしょうか・・・
こういう国民性は、日本独特で、どこの国にもみられない
習慣、文化であり、他国からは、理解しがたいものでは
ないでしょうか。
アメリカ人であれ、日本以外の国の人の自己PRは、
日本人からみれば、よくそこまで言えるな~~というような
浅ましいくらいの内容がほとんどです。
日本人は、たとえ英語がちょっとしゃべれたとしても
謙遜して、ほとんどしゃべれませんと言いますが、
外人は、こんにちわ、ありがとうがいえるだけでも、
日本語できます!と胸をはりますww
自分本位な自己主張をガンガンしてくる外国人と、
そういう行為をがめつく浅ましいと感じる日本人が、
この国際化社会で生き残っていくためには、相当な
マインドチェンジが必要だと思います。
あ、でも、英語がペラペラになれば、日本語とは違い、
言いたい事をストレートに表現しやすくなるので、
これからの時代、日本人にとって、必要な事は、
まずは、英語をマスターすることかもしれません^^